待望、やっと届いて熟読了。
「曹洞宗の葬儀と供養 おくる」曹洞宗岐阜県青年会 (著)
タイトル「おくる」には、〝故人を私たちの心のなかに「憶る」故人をお釈迦さまのもとへ「送る」そして、故人に私たちの想いを「贈る」〟この三つの意味の「おくる」があるとはじまる。
そして、簡単にお釈迦様、曹洞宗の両本山開祖道元禅師&瑩山禅師の紹介、仏教の基本的な教えもサラッと解説。その後、メインテーマである葬儀を枕経から懇切丁寧解説、追善供養から年中行事(盆,彼岸,法事)まで至る。最後に一般の方からの素朴な質問に回答して終了。
自分の仕事のお浚いをするのだけでは勿体無さ過ぎる。写真から何から手間隙掛かり過ぎの素晴らしい内容でした。お坊さんでない方も、自分が人生の最期を迎えるとき、親愛なる誰かを「おくる」とき、どのように手厚く葬り、葬られるのかを知る意味でも、少しでも興味がある方にとっては素敵過ぎる本です。
この本が、都会では価格破壊が進行してカオスと化しつつある形骸化した葬式仏教の希望の光になれるかどうか。それは、結局私のような若きハゲに懸かっているということ・・・でしょう。
ハゲを支えて下さるお檀家様と、心と心が篤く通じ合っている関係を地道にコツコツ構築していかなければ、寺院消滅の未来は避けられない。さて、私にその任が勤まるか。どうだろう。それはあと20年くらい経てばわかる・・・吐。
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